本研究会は、臨床医・各専門分野の第一人者と開発者との連携と相互理解により、医師が認め消費者に期待される機能性食品の開発・商品化を通じて、高齢化社会における健康の維持、疾病・老化の予防、食産業の発展に寄与することを目的として、2006年から活動をしてまいりました。
会員限定による研究会です。ご興味のある方は、是非ご入会をお願いします。
活動内容
1.医師など各専門分野の第一人者に疾病の発症機序とそれに対する食品の役割について詳しく解説をいただきます。
2.会員の皆様は、研究会への参加とともに、委員の先生方への相談など、近畿バイオインダストリー振興会議を通じて
自由なアクセスが可能です。
3.会員の皆様等が持つシーズを公開発表し、医師、食品開発企業、薬局・薬剤師との交流を進めます
委員長
内藤裕二 京都府立医科大学大学院 教授
副委員長
栗木 隆 江崎グリコ(株) 取締役 研究フェロー
委員
亀井淳三 順天堂大学 特任教授
田岡直明 (株)カネカ アグリ・バイオ&サプリメント研究所 所長
芦田 均 武庫川女子大学 食物栄養科学部 教授/神戸大学 名誉教授
青井 渉 京都府立大学大学院 准教授
柴田浩志 サントリーウエルネス(株)
アドバイザー
吉川敏一 ルイ・パストゥール医学研究センター 理事長
田中隆治 NPO法人近畿バイオインダストリー振興会議 相談役/星薬科大学 前学長
事務局長
高田清文 NPO法人近畿バイオインダストリー振興会議 専務理事
企業会員:10社(2024年7月現在)
◆ 参加費:
近畿バイオ会員企業 5万円/年
近畿バイオ非会員企業 10万円/年
◆ 本件の問い合わせ先:NPO法人近畿バイオインダストリー振興会議 高田清文・大嶋真由子
TEL:06-4963-2107 FAX:06-4963-2127 E-mail:moshima@kinkibio.com
◆これまでの講演一覧
第76回 毛細血管ラボ研究会と合同開催 | 2024年 9月3日 | 佐田政隆 | 徳島大学大学院医歯薬学研究部 循環器内科学分野 教授 | 動脈硬化の新知見とケルセチン配糖体による血管新生 ~心外膜脂肪と毛細血管Vasa Vasorum~ |
髙倉伸幸 | 大阪大学 微生物病研究所 情報伝達分野 教授 | 毛細血管の維持がもたらす健康寿命の延伸 | ||
第75回 | 2024年 6月18日 | 内藤 裕二 | 京都府立医科大学 大学院医学研究科 生体免疫栄養学 教授 | 地域高齢住民のフレイルにおける栄養素・食品摂取量と腸内細菌に関する横断的研究 ~2025年世界長寿サミットに向けて~ |
二川 健 | 徳島大学 大学院医歯薬学研究部 生体栄養学分野 教授/ 徳島大学 宇宙栄養研究センター センター長 | 筋萎縮に有効な機能性宇宙食の開発 | ||
第74回 | 2024年 3月12日 | 青井 渉 | 京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 栄養科学 准教授 | 骨格筋と腸のクロストークから考える食品機能 |
芦田 均 | 神戸大学大学院 農学研究科 教授 | クロダイズポリフェノールの血管機能向上効果について | ||
第73回 | 2023年 12月12日 | 浅原 哲子 | 国立病院機構京都医療センター 臨床研究センター 内分泌代謝高血圧研究部 部長 | TREM2に着目した糖尿病性認知症の新規認知症評価系の開発と植物由来フラボノイド・タキシフォリンの展開医療 |
宮道 和成 | 国立研究開発法人理化学研究所 生命機能科学研究センター 神戸/発生・再生研究棟新規 比較コネクトミクス研究チーム | 健康な食と生殖能力の関係:マウスを用いて神経回路の観点から | ||
第72回 | 2023年 9月12日 | 佐治 直樹 | 国立長寿医療研究センター もの忘れセンター 医長・副センター長 | 腸内細菌と認知症:食品から展望する認知症予防 |
井上 亮 | 摂南大学 農学部応用生物学科動物機能科学研究室 教授 | エンテロタイプと機能性食品 | ||
第71回 | 2023年 6月13日 | 内藤 裕二 | 京都府立医科大学大学院 医学研究科 生体免疫栄養学講座 教授 | 京丹後長寿研究から見えてきた健康 —腸内細菌ー食相関 |
木村 郁夫 | 京都大学大学院 生命科学研究科 生体システム学分野 教授 | 食物繊維に寄る短鎖脂肪酸を介した代謝機能改善作用と機能性食品素材応用 | ||
第70回 | 2023年 3月16日 | 今 理紗子 | 星薬科大学 生体分子薬理学研究室 特任教授 | ポリフェノールの健康効果を庁から紐解く |
戸所 健彦 | 月桂冠(株) 総合研究所 副主任研究員 | 麹菌デフェリフェリクシンの機能性食品素材としての可能性 | ||
第69回 | 2022年 12月1日 | 石堂美和子 | (株)AutoPhagyGO 代表取締役社長 | オートファジー活性調整によるビヨンドエイジングの可能性 |
矢津田智子 | (株)AIVICK 代表取締役 | 食のパーソナライズと今後の展望 | ||
第68回 | 2022年 9月6日 | 竹澤慎一郎 | (株)セツロテック 代表取締役CEO | 機能性食品開発のためのゲノム編集技術の活用 |
中神 啓徳 | 大阪大学大学院 医学系研究科 健康発達医学寄附講座 教授 | 老化研究による新たな生活習慣病治療法の探索 | ||
第67回 | 2022年 6月23日 | 小川 順 | 京都大学大学院 農学研究科 応用生命科学専攻 教授 | 食と微生物と健康 |
内藤 裕二 | 京都府立医科大学大学院 医学研究科 教授 | 水溶性食物繊維の機能性を考える | ||
第66回 | 2022年 3月8日 | 田中 智子 | 江崎グリコ(株) 応用研究室 | 高い水溶性カルシウム: リン酸化オリゴ糖カルシウムの 食を介したオーラルケアへの応用 |
吉川 敏一 | (公財)ルイ・パストゥール医学研究センター 理事長 | 医学から機能性食品研究へ -疾病予防の要としての食品- | ||
第65回 | 2022年 1月20日 | 後藤 剛 | 京都大学大学院 農学研究科 准教授 | 肥満に伴う代謝異常症の 予防・改善に有用な食品素材の探索と機能解析 |
藤野 英己 | 神戸大学大学院 保健学研究科 教授 | 健康寿命延伸のための毛細血管強化と 機能性食品の役割 | ||
第64回 | 2021年 11月11日 | 佐々木伸雄 | 群馬大学生体調節研究所 粘膜エコシステム制御分野 教授 | オルガノイドが切り拓く腸内細菌研究 |
古川 美子 | 松山大学 名誉教授 | 柑橘成分の脳保護作用の研究および食品素材への展開 | ||
第63回 | 2021年 9月7日 | 山本(前田) 万里 | 農研機構 食品研究部門 主席研究員 | 食で健康維持をはかる-軽度不調改善による 仕事のパフォーマンス向上に資する食 |
内藤裕二 | 京都府立医科大学大学院 医学研究科 教授 | Well-being実現に向けた機能性食品の役割 | ||
亀井淳三 | 順天堂大学 健康総合科学先端研究機構 客員教授 | 日本食から考える機能性素材 | ||
第62回 | 2021年 7月6日 | 植松由起 | ロート製薬(株) 営業企画推進部学術情報グループ | 眼精疲労を含む視機能の加齢性変化への取り組み |
藤田郁尚 | (株)マンダム 基礎研究所 ライフサイエンス研究室 室長 | 皮膚感覚の分子メカニズムとその応用 | ||
第61回 | 2021年 5月18日 | 宅見央子 | 江崎グリコ(株) 応用研究室 | 毛細血管の健康(ヘスペリジンを例として) |
原田直樹 | 大阪府立大学大学院 生命環境科学研究科 准教授 | 生活習慣病の性差と機能性食品開発のターゲット | ||
第60回 | 2021年 3月23日 | 植木暢彦 | (株)鈴廣蒲鉾本店 製造チーム 研究開発部 部長 兼 魚肉たんぱく研究所 所長 | 魚肉タンパク質および魚肉ペプチドの健康機能性 |
大島まり | 東京大学大学院 情報学環 教授 | 機械学習を取り入れた全身循環の血流シミュレーション | ||
第59回 | 2021年 2月25日 | 金田喜久 | サントリーウエルネス(株) 健康科学研究所 研究主幹 | 長鎖高度不飽和脂肪酸と脳の健康 |
矢中規之 | 広島大学大学院 統合生命科学研究科 分子栄養学研究室 教授 | 実験動物に優しい新しい食品機能評価法の開発 ―腎臓障害からサルコペニアー | ||
第58回 | 2020年 10月27日 | 山口裕嗣 | 名古屋大学 環境医学研究所 ストレス受容・応答研究部門 神経系分野Ⅱ 特任助教 | 絶食や食品成分により誘導される 冬眠様低代謝状態の神経基盤の解明 |
亀井康富 | 京都府立大学 生命環境科学研究科 分子栄養学研究室 教授 | 生活習慣病予防における骨格筋の役割 | ||
第57回 | 2020年 9月15日 | 坪田 潤 | 大阪ガス(株) エネルギー技術研究所 シニアリサーチャー | ケトン体(β-ヒドロキシ酪酸,BHB)の 発酵生産とその利用 |
高倉伸幸 | 大阪大学微生物病研究所 情報伝達分野 教授 | ポスト・ウイズコロナ時代の毛細血管ケア | ||
第56回 | 2020年 8月25日 | 今理紗子 | 星薬科大学 生体分子薬理学研究室 特任講師 | 腸内細菌に応答する膜タンパク質の機能解析 ~プレ・プロバイオティクスの効果の検証~ |
内藤裕二 | 京都府立医科大学大学院 医学系研究科 准教授 | COVID-19長期化に備えた腸管免疫 | ||
第55回 | 2020年 1月30日 | 権 英淑 | コスメディ製薬(株) 取締役 | マイクロニードル技術を活用した化粧品の最前線 |
河野光登 | 不二製油(株) 開発部門 企画室 主席研究員 | 大豆タンパク質のさらなる可能性 | ||
第54回 | 2019年 11月19日 | 木曽良信 | 北海道大学大学院 工学研究院 客員教授 | 日本食と健康 -脳機能を中心としてー |
大日向耕作 | 京都大学大学院 農学研究科 食品生物科学専攻 准教授 | ペプチドハンティング ~多彩な機能性を示す食品由来ペプチドの発見と そのメカニズム~ | ||
第53回 | 2019年 9月19日 | 柳井啓司 | 電気通信大学大学院 情報理工学研究科 教授 | ディープラーニングを用いた食事画像の自動認識 |
内藤裕二 | 京都府立医科大学大学院 医学系研究科 准教授 | 腸内環境を決める因子は何なのか? 遺伝子、母子環境、食、環境要因? | ||
第52回 | 2019年 7月16日 | 阿部啓子 | 東京大学大学院 農学生命科学研究科 特任教授 | JSPS産学協力「未病マーカー」研究委員会の 活動と次世代機能性食品の新側面 |
阿部康二 | 岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 教授 | 超高齢社会における新しい認知症予防 | ||
第51回 | 2019年 2月22日 | 鎌尾まや | 神戸薬科大学 エクステンションセンター 講師 | 神戸薬科大学における生涯研修支援事業と 健康食品領域研修認定薬剤師制度 |
亀井淳三 | 星薬科大学 生体分子薬理学研究室 /応用医療情報研究室 教授 | 健康食品・機能性食品研修ポータルサイト “セルフメディケーション.com”の構築と運営 | ||
千葉 剛 | 医薬基盤・健康・栄養研究所 食品保健機能研究部 部長 | “健康食品”の安全性・有効性情報を介した 情報発信および保健機能食品の現状 | ||
第50回 | 2018年 12月13日 | 冨田秀太 | 岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 准教授 | 皮膚の細菌叢解析と病気 |
久保庭雅恵 | 大阪大学大学院 歯学研究科 准教授 | メタボロミクスを用いた 歯周病トランスレーショナルリサーチの新展開 | ||
第49回 | 2018年 10月17日 | 山下智也 | 神戸大学医学部附属病院 循環器内科 准教授 | 腸内細菌叢と循環器疾患・生活習慣病 |
松崎典弥 | 大阪大学大学院 工学研究科 准教授 | In Vitroで構築したヒト組織モデルの 医療・創薬・食品分野への可能性 | ||
第48回 | 2018年 8月8日 | 神谷 茂 | 杏林大学 保健学部 学部長 | 腸内フローラと健康・疾病 |
杉山 清 | 星薬科大学 副学長 | 隈笹エキスの育毛効果および活性成分の探索 | ||
第47回 | 2018年 2月26日 | 山崎思乃 | 関西大学 化学生命工学部 生命・生物工学科 助教 | 乳酸菌と腸管や炭水化物との相互作用の研究 |
竹山春子 | 早稲田大学 先進理工学部 生命医科学科 教授 | Microbiome解析への新しいアプローチ: Single cell解析の進展 | ||
第46回 | 2017年 12月13日 | 西田憲生 | 徳島大学大学院 医歯薬学研究部 准教授 | 脳腸相関を介した プロバイオティクスの身体症状緩和作用 |
塩崎 誠 | 味の素(株) イノベーション研究所 グループ長 | グリシンの睡眠改善効果 | ||
第45回 | 2017年 9月6日 | 濱崎万穂 | 大阪大学大学院 医学系研究科 遺伝医学講座 准教授 | リソファジーと生活習慣病 |
鳥居邦夫 | (株)鳥居食情報調節研究所 代表 | 脳による食物摂取の認知とアミノ酸恒常性維持の仕組み ~おいしく食べて健康づくり~ | ||
第44回 | 2017年 7月5日 | 徳田雅明 | 香川大学 副学長・医学部 細胞情報生理学 教授 | 生活習慣病予防・改善に役立つ希少糖の生理機能 |
内山朋子 | 松谷化学工業(株) 研究所 課長代理 | 希少糖含有シロップ ~レアシュガースウィートの食品への利用~ | ||
第43回 | 2017年 2月27日 | 内藤裕二 | 京都府立医科大学大学院 医学研究科 准教授 | 腸内環境・腸内微生物叢を標的にした 高機能農林水産物開発:現状と展望 |
亀井飛鳥 | (公財)神奈川科学技術アカデミー 常勤研究員 | 食品機能性評価のための新規マーカーの探索 | ||
第42回 | 2016年 11月25日 | 佐々木伸雄 | 慶応義塾大学 医学部 消化器内科 助教 | オルガノイド培養法を用いた 腸内細菌と宿主の相互作用の研究 |
永尾寿浩 | 大阪市立工業研究所 生物・生活材料研究部 脂質工学研究室長 | 健康に寄与する微生物の育成により 皮膚疾患を予防する脂肪酸素材 | ||
第41回 | 2016年 9月26日 | 滝井 寛 | 江崎グリコ(株) 健康科学研究所 チームリーダー | ビフィズス菌GCL2505株の機能性研究 |
岸野重信 | 京都大学大学院 農学研究科 応用生命科学専攻 応用微生物学講座 助教 | 乳酸菌・腸内細菌の新たな脂肪酸代謝 -機能性脂肪酸生産と腸内脂質代謝制御への展開- | ||
第40回 | 2016年 7月1日 | 関谷 毅 | 大阪大学 産業科学研究所 先進電子デバイス研究分野 教授 | シート型生体センサによる 医療、介護、福祉、ヘルスケアへの貢献 ~パッチ式脳はセンサを例に~ |
民谷栄一 | 大阪大学大学院 工学研究科 精密化学・応用物理学専攻 教授 | 食品機能とバイオセンサー | ||
第39回 | 2016年 3月7日 | 佐藤健司 | 京都大学大学院 農学研究科 教授 | 生体移行性に注目した食品由来ペプチドの機能性研究 |
稲垣暢也 | 京都大学大学院 医学研究科 教授 兼 京都大学医学部附属病院 病院長 | 食と肥満:腸管の役割 | ||
第38回 | 2015年 11月27日 | 新谷 歩 | 大阪大学大学院 医学系研究科 臨床統計疫学 教授 | 人を対象とした疫学研究における科学的エビデンス |
福崎英一郎 | 大阪大学大学院 工学研究科 生命先端工学専攻 教授 | メタボロミクスの食品・生薬の官能評価への応用 | ||
第37回 | 2015年 9月25日 | 木村郁夫 | 東京農工大学大学院 農学研究院 応用生命化学専攻 准教授 | 食物繊維由来腸内細菌代謝物、短鎖脂肪酸と抗肥満 |
長谷耕二 | 慶応義塾大学 薬学部 生化学講座 教授 | 腸内代謝物による免疫修飾作用と炎症性腸疾患 | ||
第36回 | 2015年 6月26日 | 亀井淳三 | 星薬科大学 薬物治療学教室 教授 | 慢性咳嗽時の咳漱感受性亢進機序と それに対するマヌカハニーの抑制効果 |
塩田清二 | 星薬科大学 先端生命科学研究所 生命科学先導研究センター 教授 | 神経ペプチドGALPによる摂食・エネルギー代謝調節 |