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平成28年度活動報告

Ⅰ.会務関連
 1.会員総会・理事会(平成28年6月13日(月))
  平成27年度事業報告・平成27年度活動計算書
  平成28年度事業計画・平成28年度活動予算書
  定款変更について
  役員改正について
 2.記念講演会
   「新規がん免疫治療薬抗PD-1抗体ニボルマブの研究開発」
   小野薬品工業株式会社 研究本部・免疫研究センター長  柴山 史朗

Ⅱ.業務関連:
1.バイオ関連技術産業化支援事業
(1)技術シーズ公開会の開催
 バイオのポテンシャルが高い関西の大学や研究機関の優れた技術シーズを各大学のリエゾンセンター等との連携のもと、効率的・効果的に収集し、それらの技術シーズを発表した。28年度は、公益財団法人 都市活力研究所と共同で運営し、シーズ収集や参加者募集面での充実を図った。なお、発表シーズのうち、創薬系シーズ2件が同財団の「創薬シーズ相談会」にエントリーした。

第37回 技術シーズ公開会:平成28年9月9日(金)     大阪科学技術センター
「上皮細胞のバリア機能を向上させる化合物のスクリーニング法」など9シーズを公開
                              参加者:55名

第38回 技術シーズ公開会:平成28年12月2日(金)     大阪科学技術センター
「ミニ腎臓を用いた腎不全・透析への移行を阻止する画期的治療法の開発」など7シーズを公開
                              参加者:39名

(2)三士業の専門家によるビジネスプランの作成
 関西バイオビジネス研究会を活用し、事業化支援対象のシーズに対して、弁理士による特許対策、弁護士によるリーガル面のチェック、公認会計士による事業化のためのビジネスプランの作成など事業化支援を行った。

シーズ:「核酸クロマトを用いたウイルス病原性と薬剤耐性の迅速診断法の実用化」
        大阪大学 産業科学研究所 特任准教授 開發 邦宏

・ キックオフ : 平成28年9月1日(木)
日本公認会計士協会 近畿会 会議室   参加者:28名
・ 中間報告会 : 平成28年11月21日(月)
日本公認会計士協会 近畿会 会議室   参加者:24名
・ 最終報告会 : 平成29年1月31日(火)
日本公認会計士協会 近畿会 会議室   参加者:23名

 シーズ提供者から、「大学関係者だけでは全く気付かない貴重な助言をいただき、非常に勉強になった。今後、ベンチャー企業を設立して事業化を進めたい」とのコメントがあった。

2.バイオベンチャー支援事業
(1)関西バイオビジネスマッチングの開催
 中小・バイオベンチャー企業と大手企業との業務連携、アライアンス締結、研究成果の事業化等を推進し、近畿におけるバイオ関連企業の集積および活性化を目指して開催した。
 開催に当たっては売り手企業と買い手企業の要望聞き取り調査やハンドメイドの手厚い個別商談会のセットアップ等を行い、企業間のマッチング効率を上げる方式を採用した。
 また、イベント開催に先立ち、売り手企業を対象としたプレゼンテーション研修を実施した。

日 時:平成29年2月23日(火) 10:00~18:30
場 所:千里阪急ホテル 「仙壽の間」、「クリスタルホール」
対象製品:創薬関連、診断・検査試薬、機能性食品、化粧品など
参加者: 293名
○ 基調講演
 「バイオテクノロジーが生み出す新たな潮流」
                  経済産業省 生物化学産業課長 西村 秀隆
○ 売り手側企業ショートプレゼンテーション : 41社
○ 個別商談数:事前設定商談 139件、 当日商談 209件、 計348件
○ 売り手側企業ポスター展示 : 49社
    『アンケート調査結果』
           商談成立・・・・・・・・・・・・・・    1件
           継続してコンタクトする・・・・・・・   96件
           良い情報が得られた・・・・・・・・・  101件

 参加企業からは「買い手企業と売り手企業にとらわれず、展示企業同士の交流も図れたので大変よかった」、「規模的にもちょうど良く、関係者とかなり密に話が出来るので商談会以外の場面でも話を進める事が出来た」、「事務局に個別面談の機会を調整頂き、買い手・売り手がフラットな立場で双方のコミュニケーションを深めることが出来た」など良好な評価を得た。

(2)BioJapan 2016出展支援
 平成28年10月12日(水)~14日(金)パシフィコ横浜で開催されたBioJapan2016にて、一定区画のブースを確保し、近畿の中小バイオ関連ベンチャー企業から出展を募り、14社の共同出展を実施した。
「出展企業」 神戸天然物化学(株)、(株)Office高分子医薬、インタープロテイン(株)、ホソカワミクロン(株)、(株)ビークル、(株)KRI、片山化学工業(株)*、(株)リポソーム工学研究所*、(株)ジーンデザイン、(株)エマオス京都、(株)ハイペップ研究所、(株)ファーマフーズ、(株)コスメディ製薬、(株)ケー・エー・シー、(株)生活科学研究所     *2社共同出展

(3)関西バイオベンチャー企業一覧の充実
 関西バイオベンチャー企業一覧は、産業界に対して研究成果を効率的にアピールする機会が少ないバイオベンチャー企業のために、当振興会議が2009年に整備したPR媒体である。28年度は、毎年の更新作業に加えて、より網羅性を高めるべく、掲載企業を勧誘し、11社の新規登録を行った。2017年4月時点の掲載企業は129件である。

3.研究会
(1)生活習慣病予防のための機能性食品開発に関する研究会
 平成18年8月に設立した本研究会は、臨床医・各専門分野の第一人者と開発者との連携と相互理解により、医師が認め消費者に期待される機能性食品の開発を通じて、高齢化社会における健康の維持、疾病・老化の予防、我が国の食産業の発展に寄与することを目的として活動している。28年度は、従来から行ってきた年4回の講演会と日本くすりと食品機能フォーラム(東京)を星薬科大学イノベーションセンターとの共催で開催した。

 ◆ 第1回研究会:平成28年7月1日(金) 大阪科学技術センター  参加者:23名
   「シート型生体センサによる医療、介護、福祉、ヘルスケアへの貢献」
                     大阪大学 産業科学研究所 教授  関谷 毅
   「食品機能とバイオセンサー」
                   大阪大学大学院 工学研究科 教授  民谷 栄一

 ◆ 第2回研究会:平成28年9月26日(月) 大阪科学技術センター 参加者:23名
   「ビフィズス菌GCL2505株の機能性研究」
            江崎グリコ株式会社 健康科学研究所 チームリーダー 滝井 寛
   「乳酸菌・腸内細菌の新たな脂肪酸代謝
       -機能性脂肪酸生産と腸内脂質代謝制御への展開-」
                   京都大学大学院 農学研究科 助教  岸野 重信

 ◆ 第3回研究会:平成28年11月25日(金) 大阪科学技術センター
   「オルガネラ培養法を用いた腸内細菌と宿主の相互作用の研究」   参加者:21名
              慶應義塾大学 医学部 消化器内科 助教  佐々木 伸雄
   「健康に寄与する微生物の育種により皮膚疾患を予防する脂肪酸素材」
              大阪市立工業研究所 生物・生活材料研究部 脂質工学研究室
                                  室長 永尾 寿浩

 ◆ 第4回研究会:平成29年2月27日(月)大阪大学中之島センター 参加者:30名
   「腸内環境・腸内微生物叢を標的とした高機能農林水産物開発:現状と展望」
                京都府立医科大学 医学系研究科 准教授  内藤 裕二
   「食品機能性評価のための新規マーカーの探索」
                神奈川科学技術アカデミー 常勤研究員  亀井 飛鳥

 ◆ 第4回日本くすりと食品機能フォーラム:平成28年7月24日(日) 星薬科大学

 ◆ 第5回日本くすりと食品機能フォーラム:平成28年11月27日(日) 星薬科大学

(2)近畿バイオ・バイオマスイノベーション研究会
 平成19年10月に設立した「近畿バイオ・バイオマス研究会」は、平成27年11月研究会にて名称を「バイオマスイノベーション研究会」と改めて、バイオマス資源を有効に活用して、エネルギー・燃料・化成品・マテリアル・高付加価値食品などを生産する上流から下流まで一貫した実用化技術・商品開発の情報提供や支援を目的として活動している。28年度は、下記の講演会・公開セミナー・日韓バイオマスシンポジウムを開催した。

 ◆ 第36回研究会:平成28年6月22日(水)大阪科学技術センター 参加者:22名
   「電子の流れから探る生命進化と多様性」
         理化学研究所 環境資源科学研究センター チームリーダー 中村 龍平
   「バイオポリエステル生産菌の代謝工学」
                   東京工業大学 生命理工学院 教授  福居 俊昭
   「バイオマスからの多様な化学品、燃料生産:現状と今後の展開」
          神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科 教授  近藤 昭彦

 ◆ 第37回研究会:平成28年8月30日(火)大阪科学技術センター 参加者:20名
   「バクテリオナノファイバーAtaAによるバイオプロセスの革新」
                   名古屋大学大学院 工学研究科 教授  堀 克敏
   「微生物制御の新たな展開〜個から集団まで〜」
                      筑波大学 生命環境系 教授  野村 暢彦
   「インドネシアにおけるバイオリファイナリーの展望」
                  神戸大学大学院 工学研究科 准教授  荻野 千秋

 ◆ 第38回研究会:平成29年2月10日(金)大阪科学技術センター 参加者:19名
   「様々なバイオマスからの水素、メタン発酵プロセスの開発」
               広島大学大学院 先端物質科学研究科 教授  中島田 豊
   「セルロースナノファイバー・ポリマーのナノコンポジットの成形加工」
                   京都大学大学院 工学研究科 教授  大嶋 正裕

 ◆ 第39回研究会:平成29年3月22日(水)大阪大学中之島センター 参加者:20名
   「バイオと触媒で作る基幹化成品」
         株式会社ダイセル 研究開発本部 研究推進グループリーダー 新井 隆
   「原形質流動速度の人工制御による植物バイオマス増産技術の開発」
                早稲田大学 教育・総合科学学術院 准教授 富永 基樹
   「ナノセルロースの構造が決め手の触媒機能創発」
             九州大学大学院 農学研究院 環境農学部門 教授 北岡 卓也

 ◆ 第10回日韓バイオマスシンポジウム:平成28年9月29日(木) 富山
   「Bioenergy and chemicals from sustainable biomass resources」
     …Hah Young Yoo, Dong Sup Kim, Ju Hun Lee, Soo Kweon Lee,
    ○Seung Wook Kim (Dept. Chem. Biological Eng., Korea Univ)
   「Isolation of biorefinery enzymes for brown algae degradation from
    bacterial metagenome」
    …T. Mori1, M. Takahashi1, Y. Yamada1, T. Shibata2, T. Takagi3,
    R. Tanaka2, H. Miyake2, K. Kuroda3, M. Ueda3, H. Takeyama1
     (1Fac. Sci. and Eng., Waseda Univ.,2Grad. Sch. Bioresour.,
     Mie Univ.,3Grad. Sch. Agric., Kyoto Univ.)
   「Biological saccharification by anaerobic thermophilic bacteria」
     …Akihiko Kosugi1,2 (1JIRCAS,2Grad. Sch. Life Environ. Sci.,
     Univ. Tsukuba)
   「Designer microbes equipped with nano-scale protein complexes」
     …Jeong Eun Hyeon, Sung Ok Han (Dept. Biotechnol., Korea Univ.)

 ◆ 公開セミナー:
  平成28年11月11日(金)神戸大学 梅田インテリジェントラボラトリ
                                  参加者:32名
  「国産リグニン資源を利用した新産業創出のとりくみ ~SIPリグニンの研究開発~」
               森林総合研究所 木材化学研究室長 兼 筑波大学生命環境系
                                 教授  山田 竜彦
  「樹木細胞壁を工業規格へ ~ナノセルロース/リグノフェノール複合系の設計と誘導~」
               三重大学 社会連携研究センター 特任教授  舩岡 正光
  「セルロースのナノファイバー化とナノ複合材料」
                    神戸大学大学院 工学研究科 教授  西野 孝

(3)バイオの次世代を考える会
 ライフサイエンスに携わる次世代を担うアカデミアの若手研究者と企業の若手社員が一同に集い、それぞれ違う立場から共通の接点や役割を見出し、方向性を同じくし、新しい展開、創造につなげることを目的として、大学若手研究者(世話人の先生を中心としたアカデミア)と企業若手社員(研究、経営企画等)、近畿経済産業局若手職員との異業種交流会として第1回を開催した。

日 時:平成29年1月19日(木)16:00~20:00
場 所:サントリーワールドリサーチセンター
参加者:26名(会員)  (講演はサントリー社員も参加)

〇講演1 ご挨拶 「けいはんな地区におけるサントリーの取組み」(15分)
        サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 会長 高橋 賢藏
〇講演2 「けいはんな学研都市におけるイノベーション推進の取組み」(30分)
        公益財団法人 関西文化学術研究都市推進機構 参与
        PDMM支援センター 統括部長 重松 千昭
〇講演3 「次世代の産学官連携を目指したネットワーキング」(30分)
        九州大学生体防御医学研究室 附属トランスオミクス医学研究センター
        メタボロミクス分野 教授 馬場 健史
〇研究所見学 17:15~17:45(30分、含休憩)
〇Exchange—Meeting(意見交換会⇒交流会) 17:45~20:00

 業種、部門の違うメンバーが、バイオにおけるオープンイノベーションの未来、課題について忌憚の無い意見をかわすことができ大変有意義な会であった。次回参加をメンバー全員が希望。

4.セミナー・講演会の開催
(1)関西ライフサイエンス・リーディングサイエンティストセミナー
 ライフサイエンス分野で最先端の研究をリードしている関西の先生方にご講演いただくセミナーを昨年に引き続き、公益財団法人都市活力研究所と共同で開催した。当初、全10回を予定していたが好評につき延長し下記の第8回~第11回を開催した。

<開催日時> 第8回:平成28年6月10日(金) 参加者:50名
          大阪大学大学院医学系研究科        教授 玉井 克人
          京都大学大学院医学系研究科        教授 萩原 正敏
      第9回:平成28年9月21日(水) 参加者:63名
          大阪大学大学院医学系研究科        教授 山下 俊英
          大阪大学大学院医学系研究科        教授 石井 優
      第10回:平成28年12月16日(金) 参加者:44名
          京都大学ウイルス研究所感染防御研究分野  教授 竹内 理
          大阪大学大学院医学系研究科        教授 岡田 随象
      第11回:平成29年3月9日(木) 参加者:41名
          大阪大学蛋白研究所           准教授 岩崎 憲治
          医薬基盤・健康・栄養研究所 プロジェクトリーダー 國澤 淳

(2)会場参加型トークセミナー
  平成28年7月12日(火)   大阪科学技術センター    参加者:49名
  「再生医療に未来はあるのか?」
        株式会社日経BP 特命編集委員  宮田 満
    「健康社員、健康企業を目指して」
        ロート製薬株式会社 取締役副社長 海外事業・技術担当
          兼 チーフヘルスオフィサー(最高健康責任者)
        エムジーファーマ株式会社 代表取締役社長 ジュネジャ・レカ・ラジュ

(3)年末バイオセミナー
  平成28年12月6日(火)   大阪科学技術センター    参加者:71名
  「バイオテクノロジーの最新潮流2015/16」
          株式会社日経BP 特命編集委員  宮田 満
  「ロボットと人工知能で拓くサイエンスの未来」
          国立研究開発法人 産業技術総合研究所
          創薬分子プロファイリング研究センター センター長  夏目 徹
   (講演後、フリートーク形式の会場参加型トークセミナーとして開催)

5.外国バイオ関連機関との交流
(1)新春国際交流会:平成29年1月16日(月)大阪科学技術センター 参加者:75名
  各国バイオ関連機関などのショートプレゼンテーションおよびパネル展示により、交流・情報交換を行った。

(2)カナダ・日本交流マッチング事業
  カナダ・インベストメントチャンピョンプログラムの一環として、カナダ領事館(名古屋)を通じて Bioenterprise Corporation(Dr. Joseph Regan)が平成28年12月13日来阪した際に、カナダの機能性食品・素材原料やカナダへの投資環境について紹介いただき、個別マッチングの場を設けてカナダ企業の紹介、日本企業5社との意見交換会を開催した。

6.その他
(1)日本マイクロバイオームコンソーシアム組成準備ワーキンググループへの参画
  健常人のマイクロバイオームデータベースを構築し、共同利用することを目的としたコンソーシアムを設立するために、昨年6月、国内の製薬・食品・検査企業17社が集まり、その準備ワーキンググループ(MCWG)が発足した。近畿バイオは、都市活力研究所とともに、MCWGの共同事務局として、主要会議(計29回)の議事録作成を担い、その活動に寄与した。準備活動は、計画通り進捗し、本年4月には、一般社団法人日本マイクロバイオームコンソーシアムが設立された。

(2)西宮市植物生産研究センター企画業務(西宮市より受託)
  西宮市植物生産研究センターの企画業務を検討するとともに、同センターで開発された新しい植物の商標登録出願等の会計事務を行った。

(3)事業紹介パンフレットの作成
  従来、近畿バイオの紹介には、事業活動を記載した冊子を年度ごとに作成して用いていたが、内容が詳細すぎるため、見開き2ページの簡潔なパンフレットと会員リストを作成した。