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Ⅰ.会務関連
1.会員総会・理事会(平成22年6月14日)
 平成21年度事業報告・平成21年度収支計算書
 平成22年度事業計画・平成22年度収支予算書
 役員改正について

2.25周年特別記念講演会
 「がんと人間と社会」
   国立がんセンター名誉総長 垣添忠生先生

Ⅱ.業務関連:
1.近畿経済産業局補助事業
(1)広域的産業集積活性化支援事業(地域企業立地促進等事業補助金事業)
 産業クラスター計画の平成21年度終了に伴い、「関西バイオクラスタープロジェクト」の成果を高めるため、これを地域主導の取組みに昇華させ、広域的な視野に立った産業間の連携に積極的に取組み、高い資本力や開発・生産能力を有する企業や、独自の基盤技術力やノウハウを有するベンチャー企業・中小企業が、最先端の研究施設や優れたインフラを活用することにより、健康長寿に寄与する新たな製品・サービスを次々と生み出し、産業として集積させることを目指してゆく。
 これを踏まえ下記事業を実施した。
①関西地域広域連携促進事業
 広域計画に参画する各自治体、事業実施機関等との連携体制の構築及び地域横断的なネットワーク形成・強化を図るため、各事業実施機関の地域連携マネージャー等との連絡会議を開催し、機関間の連携を図るとともに事業全体の総合調整を議論した。
第1回地域連携マネージャー会議(関西地域健康長寿関連産業協議会と併催)
   平成22年8月12日(木) 14:00~16:30 大阪合同庁舎第1号館第1会議室
第2回地域連携マネージャー会議
   平成22年12月14日(火) 15:00~17:00 大阪科学技術センター602号室

②バイオベンチャー支援事業
「関西バイオベンチャー企業一覧2010」の更新
 関西にはバイオ関連施策等で創出されたバイオベンチャー企業が多数活動している。 これらバイオベンチャー企業を一元管理するデータベースとして21年度に「関西バイオベンチャー企業一覧2010」、「Kansai Bio-venture View 2010」を冊子で作成し、Webサイトでも閲覧を可能にした。これらバイオベンチャー企業は、産業界に対して研究成果等を効率的にアピールする機会が少ないのが現状であり、これらの問題を解決する一助として、昨年度作成した「関西バイオベンチャー企業一覧 2010」、「Kansai Bio-venture View 2010」に新規創出ベンチャー企業を追加し、冊子、また、CDの形でリバイスし、最新の研究開発状況を掲載したPR媒体として、国内外に向けて提供した。
 関西バイオベンチャー企業一覧 2011・・・・5000部
 Kansai Bio-venture View 2011・・・・・・・・2000部
 CD(日本語版+英語版)・・・・・・・・・・・・・・2000部

③展示会出展支援事業
 大都市等でのPR活動を行うことは、ユーザーの関心、認知度を高める上で非常に重要である。そこで、産業集積地域等の特色あるバイオ関連の中小・ベンチャー企業(創薬、再生医療、バイオ計測機器、医療機器、環境、食と健康など)を一堂に集め、あるいは、テーマ別に集約した、Bio Japan 2010 (H22.9.29~10.1)への出展を支援した。
 出展に際しては、事務局においてブースを一定区画借り上げ、出展企業を募るなど関西地域の健康長寿関連産業をPRできる場を確保、更に、出展する国内外の企業等に技術シーズを紹介し、マッチングを図ることにより企業誘致を推進した。
 Bio Japan 2010 "バイオ産業新生の時" 2010.9.29-10.1 パシフィコ横浜にて
 「展示ベンチャー企業」
 (株)ジーンデザイン、(株)アイワークス、アンチ・キャンサー・ジャパン(株)、(株)ハイペップ研究所、ファルマフロンティア(株)、(株)京都コンステラ・テクノロジーズ、(株)エマオス京都、(株)セラバリューズ、バイセン(株)、旭光電機(株)、(株)藤製作所、(株)アクト・ノンパレル、(株)魁半導体、長浜バイオインキュベーションセンター

④バイオ関連技術産業化支援事業
 バイオのポテンシャルが高い関西の大学や研究機関のバイオ技術シーズを、大学のリエゾンセンター等との連携のもと、地域連携マネージャーと技術の目利き能力を有したコーディネータが産業化の可能性の高い技術シーズを効率的・効果的に収集。産業化の可能性を検討した後、企業に対してセミナー形式のオープンな場で発表するバイオ技術シーズ公開会を開催した。また、同公開会において企業の関心の高い技術シーズについて、さらに理解を高めるためのフォローアップ勉強会を開催し、具体的な研究開発プロジェクトの形成を促進した。
 さらに技術シーズ公開会、フォローアップ勉強会で特に企業化意欲の高い案件ついては、専門三士会(日本公認会計士協会近畿会、日本弁理士会近畿支部、大阪弁護士会)の協力を得て設置している「関西バイオビジネス研究会」で専門性が高く、かつ、実現可能性の高いビジネスプラン作成を支援した。
ア. シーズ収集
 専任コーディネータによる大学・研究機関・ベンチャー企業等が有する、産業化の可能性の高い優れた技術シーズをリエゾンセンター等との連携のもとで収集した。
 8名の選任コーディネータによる収集数:37
イ. 産業化検討委員会
 収集された技術シーズを産業化検討委員会において評価し、技術シーズのビジネス化の可能性を検討しシーズ公開会へのシーズを選定した。
 第1回産業化検討委員会 平成22年6月24日(木)
 第2回産業化検討委員会 平成22年8月2日(月)
 第3回産業化検討委員会 平成22年9月7日(火)
 第4回産業化検討委員会 平成22年10月19日(火)
 第5回産業化検討委員会 平成23年1月14日(金)
 第6回産業化検討委員会 平成23年3月8日(火)
ウ. 技術シーズ公開会及びフォローアップ勉強会の開催
 産業化検討委員会で選別された、研究者やバイオベンチャーの有する技術シーズを公開し、それらの技術シーズと企業のニーズのマッチングを図った。また、技術シーズ公開会で関心の高かったテーマについて、フォローアップ勉強会を開催し、研究プロジェクトを立ち上げ、研究開発コンソーシアムの形成を図り、実用化への展開を支援した。
  第24回技術シーズ公開会 平成22年8月27日(金)
                 於:大阪科学技術センター 中・小ホール
   京都府立大学大学院・沼田 宗典准教授
    「多糖のラッピング機能を利用するナノ・バイオ材料の開発」
    など12シーズを公開
   参加者:66名
  第1回フォローアップ勉強会 平成22年9月27日(月)
                 於:大阪科学技術センター403号室
   神戸大学・乾 秀之講師
    「抗体可変領域を用いた新規遺伝子発現調節システムの創製と応用」
   参加者:12名
  第2回フォローアップ勉強会 平成22年10月4日(月)
                 於:大阪科学技術センター403号室
   ダイソー(株)・鈴木 利雄 R&D本部 次長
    「健康・医療用マテリアルとしてのβ-1,3-グルカン」
   京都府立大学大学院・沼田 宗典准教授
    「多糖のラッピング機能を利用するナノ・バイオ材料の開発」
   参加者:17名
  第25回技術シーズ公開会 平成22年12月6日(月)
                 於:大阪科学技術センター 中・小ホール
   大阪府立大学大学院 藤井 郁雄教授
    「次世代抗体医薬:立体構造規制ペプチド・ライラリーによる分子標的ペプチド(マイクロ抗体)の開発」など11シーズを公開
   参加者:71名
  第3回フォローアップ勉強会 平成23年1月17日(月)
                 於:大阪科学技術センター403号室
   大阪府立大学大学院・藤井 郁雄教授
    「次世代抗体医薬:立体構造規制ペプチド・ライラリーによる分子標的ペプチド(マイクロ抗体)の開発」
   参加者:34名
  第4回フォローアップ勉強会 平成23年1月24日(月)
                 於:大阪科学技術センター403号室
   大阪府立大学大学院 乾 隆准教授
    「リポカリン蛋白質を用いた難水溶性薬剤に対する新規DDS」
   参加者:11名
  第5回フォローアップ勉強会 平成23年1月26日(水)
                 於:大阪科学技術センター403号室
   神戸大学大学院 勝田 知尚助教
    「リポソームの応用事例」
   神戸大学大学院 鈴木 洋教授
    「リポソーム製剤の生成法」
   参加者:23名

エ. バイオ関連技術産業化
  技術シーズ公開会、フォローアップ勉強会で特に企業化可能性の高い案件については、専門三士業(日本公認会計士協会近畿会、日本弁理士会近畿支部、大阪弁護士会)の協力を得て設置している「関西バイオビジネス研究会」において専門性が高く、実現可能性の高いビジネスプラン作成を支援。
    検討シーズ
      京都府立大学大学院 沼田 宗典准教授
       「多糖のラッピング機能を利用するナノ・バイオ材料の開発」

(2)広域的人材育成等支援事業(地域企業立地促進等事業補助金事業)
 先端医療分野の組織工学・再生医学、遺伝子治療、コンビナトリアル・バイオエンジニアリング(創薬分野等)にかかわる最新の研究動向について情報提供とともに最先端ワークショップ等を開催することによって、企業者・研究者等の人材を育成し、健康長寿関連産業と深いかかわりがある研究開発・事業化の創出を図るため実施した。
①第17回組織工学・再生医学ワークショップ~始まった幹細胞指針適合臨床研究~
 平成22年9月18日(土)於:ニチイ学館神戸ポートアイランドセンター 参加者:99名

 開会挨拶:(独)理化学研究所・発生・再生科学総合研究所 副センター長 西川伸一氏
 第1部:"指針の見直しとそのreview"
 ・「再生医療の制度的枠組みと実用化まで」
    吉川 典子((財)先端医療振興財団 クラスター推進センター 調査役)
 ・「研究開発現場からの報告」
    松山 晃文((財)先端医療振興財団 再生医療研究開発部門 グループリーダー)
 ・「再生医療の臨床研究に関する指針の見直しについて」
    田邊 裕貴(厚生労働省 医政局 研究開発振興課 専門官)

 第2部:"実現化している幹細胞指針適合臨床研究の現状"
 ・「間葉系幹細胞を用いた難治性骨壊死疾患に対する臨床試験」
    青山 朋樹(京都大学大学院 医学研究科 人間健康科学専攻 准教授)
 ・「重症心不全に対する筋芽細胞シートを用いた再生型治療法の開発」
    宮川 繁(大阪大学大学院 医学系研究科 心臓血管外科・助教)
 ・「難治性骨折(偽関節)患者を対象とした自家抹消血CD34陽性細胞移植による骨・血管再生療法」
    黒田 良祐(神戸大学大学院 医学系研究科 整形外科・准教授)
 ・「抹消動脈疾患患者に対するG-CSF動員自家抹消血単核球細胞移植治療」
    塚本 達雄(北野病院 腎臓内科 部長 兼 血液浄化センター長)
 ・「臨床研究情報センターにおける研究者主導臨床研究の推進・支援について」
    松山 琴音((財)先端医療振興財団 臨床研究情報センター 管理薬剤師)

  閉会挨拶:兵庫医療大学 学長 松田暉氏

②第9回遺伝子治療シンポジウム~遺伝子治療のヒトへの応用:臨床研究の進展と課題~
  平成23年2月1日(火) 於:千里阪急ホテル・クリスタルホール 参加者:100名

  主催者挨拶:NPO法人近畿バイオインダストリー振興会議 理事長 清水當尚氏
        日本遺伝子治療学会 理事長 金田安史氏

 第1部:癌遺伝子治療臨床研究
 ・「新規がん治療遺伝子REIC/Dkk-3-次世代がんワクチンとしての研究と開発」
    那須 保友(岡山大学病院 新医療研究開発センター 教授)
 ・「抗原レセプター改変リンパ球によるがん免疫療法」
    玖珠 洋(三重大学大学院 医学系研究科 がんワクチン治療学 教授)
 ・「遺伝子組換えヘルペスウイルスG47△を用いたウイルス療法の開発」
    藤堂 具紀(東京大学大学院 医学系研究科 TRセンター 教授)
 ・「HSV-TK遺伝子導入リンパ球を用いたハプロ移植の臨床開発」
    平家 勇司(国立がん研究センター中央病院 造血幹細胞移植科 医長)

 第2部:生活習慣病の遺伝子治療臨床研究
 ・「センダイウイルスベクターを基盤としたバイオ医薬品の開発」
    米満 吉和(九州大学大学院 薬学研究院 革新的バイオ医薬創成学 教授)
 ・「パーキンソン病の遺伝子治療」
    村松 慎一(自治医科大学 神経内科学 教授)

 第3部:総合討論
 座長:浅野 茂隆(早稲田大学 理工学部生命理工専攻 教授)
    金田 安史(大阪大学大学院 医学系研究科 遺伝子治療学 教授)
 パネル討論:
     谷 憲三朗 教授・那須 保友 教授・玖珠 洋 教授・藤堂 具紀 教授
     平家 勇司 医長・米満 吉和 教授・村松 慎一 教授

③第7回コンビナトルアル・バイオエンジニアリング会議~感覚の不思議をはかるために~
  平成22年11月12日 於:千里阪急ホテル・樹林の間   参加者:119名

 開会挨拶:藤井郁雄(大阪府立大学大学院 理学系研究科 教授)

 ・「味覚および嗅覚受容体が多様な味や匂い物質を認識する分子機構」
    石黒 正路(新潟薬科大学 応用生命科学部 教授)
 ・「ヒト膜蛋白質の構造解析技術」
    岩田 想(京都大学大学院 医学系研究科 教授)
 ・「ネオクリンとミラクリン-味覚の不思議の謎を解く分子論」
    阿部 啓子(東京大学大学院 農学生命科学研究科 教授)
 ・「体液塩濃度の恒常性:脳で感じるNa濃度」
    野田 昌晴(基礎生物学研究所 統合神経生物学研究部門 助教)
 ・「温度を感じるメカニズム-神経以外の多くの細胞も温度を感じて生きている-」
    富永 真琴(生理学研究所 細胞整理研究部門 教授)
 ・「感性ナノバイオセンサ」
    都甲 潔(九州大学大学院 システム情報科学研究院 教授)

 総括:和田 昭允(「生命をはかる」研究会会長)
    座長:植田 充美(京都大学大学院 農学研究科 教授)

 閉会挨拶:民谷 栄一(大阪大学大学院 工学研究科 教授)

(3)地域新成長産業創出促進事業(バイオ関連分野の広域ビジネスマッチング事業)
 本事業では、世界的に高い成長が見込まれているバイオ関連産業分野において、地域の産学官等が連携して、中小・ベンチャー企業と大・中企業とのビジネスマッチングに加え、国内他地域の企業とのビジネスマッチングを活発化するための先導的な取組みを展開することにより、バイオ関連産業における新たなイノベーションの誘発、当該産業への参入・転換を促進し、近畿地域に新たな成長産業群としてのバイオ関連産業群を創出することを目的として、近畿経済産業局と共催で2日間開催した。

①「関西バイオビジネスマッチング2011」
 "全国各地から独創的なバイオ技術を用いて事業展開している中小・バイオベンチャーが関西に集結"

 日時:2月7日(月)創薬関連、診断・検査試薬など
    2月8日(火)機能性食品、化粧品など
 場所:千里阪急ホテル 「仙壽の間」、「クリスタルホール」

 売り手側企業参加者:163名
 買い手側企業参加者: 73名
 一般参加者    :244名
 個別商談数    :238件

 2月7日:創薬関連、診断・検査試薬など
 ○基調講演(クリスタルホール)
  「ファーマアライアンスについて」
    レイライフサイエンス(有) 代表取締役 臼井玲氏
  「方向性が見え始めた日本のバイオベンチャー」
    いちよし経済研究所 企業調査部 首席研究員 山崎清一氏
 ○売り手側企業ショートプレゼンテーション(クリスタルホール) 38社
 ○個別商談会:事前設定商談数 74件 当日商談 41件  計115件
 ○売り手側企業ポスター展示:42社

 2月8日:創薬関連、診断・検査試薬など
 ○基調講演(クリスタルホール)
  「サントリーの知的財産活動 健康食品事業を例として」
    サントリーホールディングス(株) 知的財産部 課長 秋元健吾氏
  「皮膚機能の理解に基づくスキンケア化粧品の開発」
    (株)カネボウ化粧品 価値創成研究所  主任研究員 高橋慶人氏
 ○売り手側企業ショートプレゼンテーション(クリスタルホール) 35社
 ○個別商談会:事前設定商談数 93件 当日商談 30件   計123件
 ○売り手側企業ポスター展示:47社

 フォローアップ調査結果(回収率―買い手側企業 88%)
 秘密保持契約前提で進める・・・・11件
 共同開発を前提で進める・・・・・・・・5件
 売買前提で進める・・・・・・・・・・・・13件
 別途日程を決めて再度話合う・・ 27件         
        (具体的な成果・・・・・・56件)
 継続してコンタクトする・・・・・・・・125件
 良い情報が得られた・・・・・・・・・・ 85件
 全体として多くの企業から、「いい商談ができた」、「是非来年も開催して欲しい」。「非常にフレンドリーな雰囲気で話合いができた」、「関東にはない関西特有の文化を感じる」など良好なレスポンスがあった。

2.近畿バイオ受託事業
(1)「地域イノベーション創出研究開発事業」、戦略的基盤技術高度化支援事業(サポーティングインダストリー)等  公的助成金による研究開発支援
 バイオベンチャー創生・育成のため「地域イノベーション創出研究開発事業」、「戦略的基盤技術高度化支援事業(サポーティングインダストリー)」等の公的助成金への応募の支援、及び採択後の研究開発を当振興会議が管理法人、事業管理者として運営した。
【継続分】
 ・平成22年度 地域イノベーション創出研究開発事業
  「植物の再生機構由来の機能性ペプチドを利用した医療薬品の開発」
    大阪大学、アンジェスMG(株)、森下仁丹(株)
 ・平成22年度 戦略的基盤技術高度化支援事業(サポーティングインダストリー)
  「植物由来樹脂の結晶化速度を早める植物由来添加剤の研究開発」
    バイオベース(株)、Bio-energy(株)、関西化学機械製作(株)、大阪大学
【本年度採択案件】
 ・平成22年度 地域イノベーション創出研究開発事業
  「多様な感染症に適応できるデザインタンパク質医薬原体の開発」
    (株)ジェノッラクBL、京都大学、兵庫医療大学、(株)メドレックス
 ・平成22年度 戦略的基盤技術高度化支援事業(サポーティングインダストリー)
  「複合化樹脂薄膜多層成形技術を用いた迅速・高効率なバイオマーカー構造解析を実現する低ノイズ・高吸着性チップの開発」
    (株)プロトセラ、九州大学
 ・平成22年度(補正予算) 地域イノベーション創出研究開発事業
  「核酸含有PLGAナノ粒子技術を用いた経口DDS製剤の研究開発」
    ホソカワミクロン(株)、大阪大学、アンジェスMG(株)、森下仁丹(株)、愛知学院大学
 ・平成22年度(補正予算) 地域イノベーション創出研究開発事業
  「ビフィズス菌が産生する新規多糖を利用した抗炎症化粧品の開発」
    森下仁丹(株)、大阪府立大学、京都大学、北里大学

(2)NEDO新エネルギー技術研究開発事業
 「セルロースエタノール高効率製造のための環境調和型統合プロセス開発」
 プロジェクトリーダーは、神戸大学大学院近藤教授。平成20年度に、産学13機関とともに受託し、アーミング酵母技術を中核とした日本オリジナルな統合プロセス開発を目指す。当振興会議は、推進委員会等の管理運営や調査活動を行った。
 平成22年度は、3年間の中間成果についてステージゲートの審査を受けた。結果、今後は、選択と集中を行い、近畿バイオを含め10機関で事業化に向けた活動を中心に更に2年間の事業が認められた。
・実証事業調査
 澱粉工場(北海道美幌)、秋田県ソフトセルロース利活用事業カワサキプラントシステムズ、
 秋田県農業公社(秋田)、North West Bio-Energy Ltd(カナダサスチュワン)、COFCO社 肇東工場(中国ハルビン)
・原料エリアンサスおよびネピアグラスの情報調査
 住化技術情報センター(委託)、九州沖縄農業研究センター(熊本)、
 宮崎大学工・農学部(宮崎)
・学会発表
 学会名:ABIC(Agricultural Biotechnology International Conference)
     2010年9月 Saskatoon Canada
 演題 :Development of Environmentally Benign and Consolidated Process for Efficient Production of Cellulosic Ethanol
 発表者:藤川茂昭氏
・委員会等
 推進委員会(委員・参画14社など):
   平成22年6月28日、12月8日
 分科会開催(参画14社):
   平成22年8月24日、10月21日、11月17日、平成23年3月11日
 LCA算出のための打合せ:
   平成22年5月25日、7月8日、12月14日
 NEDOでの報告会、LCA委員会参加:
   平成22年5月31日、8月31日、11月15日、
 ステージゲート報告会: 平成22年12月20日

(3)環境省の地球温暖化対策技術開発等事業「地域分散型バイオエタノール生産のための省エネ低コスト固体連続並行複発酵に関する技術開発」
 プロジェクトリーダー関西大学片倉教授の下、平成22年度に産学3機関とともに3年間のプロジェクトとして新たに受託した。固体発酵の技術を生かし運搬可能な小規模設備によるバイオエタノールの生産をめざす。当振興会議は、推進委員会(2回)等の管理運営や原料調査活動(2か所)を行った。

 委員会: 平成22年9月21日、平成23年2月12日、
 原料調査活動:平成23年1月12日(東京:製パン会社)
        平成23年2月17日(帯広:財団法人十勝圏振興機構)

3.近畿バイオ自主事業
(1)「生活習慣病予防のための機能性食品開発に関する研究会」
 平成18年8月に設立した「食と運動の機能性に関する研究会」は、京都府立医科大学 医学部 吉川敏一教授、元東京大学 荒井綜一教授等を中心に、健康で活力ある生活と社会を維持するための重要な要素である食と運動の機能性の関りを解明し、医学関係者の理解と連携を得、新しい食品、健康産業の立ち上げを目的に活動してきた。
 農林水産省では、今年度から、「農林水産研究基本計画」をまとめ、農産物の機能性成分の開発や実証を通じて、生活習慣病を予防する作用メカニズムの解明と技術を開発するとしている。平成21年7月には、吉川教授が理事長を務める、アグロメディカル・イニシアティブが立ち上げられた。この目的達成のために、医師が認め、消費者に期待される機能性食品の開発を通じて、高齢化社会における健康の維持、疾病・老化の予防、我が国の食産業の発展を行う必要がある。
 そこで、平成22年度からは、「食と運動の機能性に関する研究会」の名称を新たに、「生活習慣病予防のための機能性食品開発に関する研究会」―アグロメディカル・イニシアティブとの連携― と改め、会員32社の参加のもと研究会を開催し、活動を続けた。

第1回研究会:平成22年7月6日(火) 参加者:38名
 「生活習慣病予防のための機能性食品開発に関する研究会」開催の趣旨
   京都府立医科大学 消化器内科学教室 教授 吉川敏一氏
 「メタボリックシンドローム腎障害の発症機序と食品による予防と改善」
   医療法人良秀会 藤井病院 岸和田藤井第2診療所 宗正敏氏
 「メタボ時代の大腸癌発症機序と食品による予防」
   京都府立医科大学大学院 医学研究科 消化器内科学 准教授 内藤裕二氏

第2回研究会:平成22年9月6日(月) 参加者:39名
 「皮膚と体型の見た目のエージング:その機序と食品による予防と改善」
   北里大学 名誉教授 塩谷信幸氏
 「脳の老化の機序と食品による予防と改善-食品とブレインヘルス-」
   杏林大学 医学部 精神神経科学教室 教授 古賀良彦氏
「ドライマウス(口腔乾燥症)の発症機序と食品による予防と改善」
   鶴見大学 歯学部口腔病理学講座 教授 斎藤一郎氏

第3回研究会:平成22年11月8日(月) 参加者:41名
 「老化の共通基盤である酸化ストレスと食品による予防:オーダーメード・アンチエージング」
   大阪大学大学院 医学系研究科 臨床遺伝子治療学 教授 森下竜一氏
 「ケルセチンによる高血圧予防」
   京都府立医科大学大学院 医学研究科 細胞生理学 教授 丸中良典氏
 「食事と行動変容による成人病疾患予防の最前線、個の予防の可能性と課題」
   日経BP社 医療局 主任編集委員 宮田満氏

第4回研究会:平成23年 3月2日(水) 参加者:38名
 「変形性膝関節症の病態と食品による予防・改善」
   大阪大学 整形外科 助教 前達雄氏
 「炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎)の発症機序と腸内細菌叢-食品による予防と改善の可能性-」
   滋賀医科大学 消化器内科 教授 藤山佳秀氏
 「老人性難聴の発症機序と食品による予防と改善」
   東京大学大学院 医学系研究科 耳鼻咽喉科学 教授 山岨達也氏

(2)近畿バイオ・バイオマス研究会
 平成19年10月に立ち上げた「近畿バイオ・バイオマス研究会」は、植物バイオマスから燃料・化成品を生産する上流から下流までの石油代替プロセスの実用化技術開発を目指す。会員8社の参加を得て、研究会・公開セミナー・日韓バイオマスシンポを開催した。

第13回研究会:平成22年5月10日(月) 大阪科学技術センター  参加者:27名
 「木質バイオマスの水熱反応によるバイオリファイナリーの構築」
   京都大学大学院 エネルギー科学研究科 教授 坂志朗氏
 「アセトン・ブタノール発酵の温故知新」
   佐賀大学 農学部 生命機能科学課生命科学講座 准教授 小林元太氏
 「カネカ生分解性バイオポリマー」
   (株)カネカ 研究開発本部 イノベーション企画部 藤木哲也氏

第14回研究会:平成22年6月9日(金)
 神戸大学バイオリファイナリーセンター参加者:25名
 「担子菌を用いたバイオマス利用の実用化に向けて-地域内循環型バイオマス利用を目指す-」
   信州大学 工学部 物質工学科 応用有機化学 教授 天野良彦氏
 「超音波二酸化チタン法とイオン液体を組み合わせたリグノセルロースの前処理」
   金澤大学 環日本海域環境研究センター 助教 仁宮一章氏

第15回研究会:平成22年11月29日(金) 大阪科学技術センター 参加者:21名
 「温室効果ガス排出量を対象としたバイオ燃料プロセスのLCA」
   (独)産業技術総合研究所 安全科学研究部門 玄地裕氏
 「ポリ乳酸及びL-乳酸の製造技術について」
   武蔵野化学研究所 谷口正明氏
 「トータルソリューションとしてのバイオマス利活用-過疎地対策から生物多様性保全まで-」
   九州工業大学 教授 白井義人氏

第16回研究会:平成23年2月14日(月) 大阪科学技術センター 参加者:23名
 「海藻利用と未来社会-海藻バイオ燃料構想を含めて-」
   能登谷応用藻類学研究所 能登谷正浩氏
 「微生物オイル生産の可能性」
   産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門 横地俊弘氏
 「生命の根源物質5-アミノレブリン酸-バイオマス生産やエネルギー産生への応用を中心に-」 
   SBIアラプロモ株式会社 取締役 CTO 田中徹氏

公開セミナー:平成22年8月28日(木) 大阪科学技術センター 参加者:56名
 「水のサステナビリティと低炭素企業を目指して~水と生きるサントリーの取組み~ 」
   サントリーホールディングス(株) エコ戦略部部長 高屋雅光氏
 「持続可能なバイオ燃料」
   (社)日本エネルギー学会副会長 東京大学名誉教授 横山伸也氏
 「藻類ボトリオコッカス ~未来の石油代替資源~」
   筑波大学大学院 生命環境科学研究科 構造生物学専攻 教授 渡邉信氏

第4回日韓バイオマスシンポジウム:平成22年11月5日(金) 月桂冠(株) 参加者:71名
  日本側講演:
 「開会の辞」
   奈良先端大 副学長 新名惇彦氏
 「Genome sequence and comparison of the cellulosome-producing mesophilic organism Clostridium cellulovorans 743B with other cellulosome-related」
   三重大学  准教授 田丸浩氏
 「Biodiesel production plant based on enzymatic transesterification」
   バイオエナジー(株) 濱伸次氏
 「Production of bio-ethanol from lignocellulosic materials through the engineering of yeast cell surface and metabolic pathway」
   神戸大学 准教授 蓮沼誠久氏

(3)ジオバイオテクノロジー研究会(GBO)
 未開発の海洋コアの有効利用を目的とし、コア採取やコアからの微生物や有用物質の探索研究を推進する。(平成22年度より近畿バイオの研究会として運営。)
1:海洋コアの採取
 平成22年9月に八代海、有明海内湾でコア試料を採取し、特別研究員や会員に試料を配布した。(担当:安田高知大教授)
2:研究支援テーマの発掘と支援:
 安田特別研究員のコア採取を支援するとともに、4名の特別研究員の研究テーマ支援を奨学寄附金で推進するとともに、研究会での発表、報告を実施した。
 4先生のテーマは以下の通り。
2-1:海底堆積物からの有用放線菌の分離と諸性状:(東京海洋大学大学院 今田教授)
2-2:海洋コアや堆積物に特徴的な新規微生物の探索:(京都大学大学院 農学研究科左子教授)
2-3:海洋コアと海底堆積物に特異的な微生物からの医農薬シード分子の探索(富山県立大学 工学部五十嵐教授)
2-4:コア土壌試料からの有用酵素遺伝子資源の探索:(九州大学大学院 農学研究科大島教授)

3:研究会・講演会の開催
 研究、情報交流を促進するとともに、人的ネットワーク形成や研究の深化を推進した。
 第1回研究会:平成22年5月14日(於:大阪科学技術センター)
  講演:奈良先端科学技術大学院大学 副学長 新名惇彦氏による植物グリーンバイオに関する講演を実施。
   平成22年度のGBOの研究活動計画の発表を実施。
         発表者:安田教授、大島教授、左子教授、今田教授、五十嵐教授
 第2回研究会:平成22年10月8日(於:大阪科学技術センター)
  講演1:京都大学大学院 農学研究科 澤山茂樹教授による微細藻類の利用とバイオエタノール製造の可能性に関する講演を実施。
  講演2:海洋深層水利用学会 会長 高橋正征氏による海洋深層水とその利用に関する講演を実施。
 5名の特別研究員によるコア採取報告や研究の進捗の中間報告を実施。
  発表者:安田教授、大島教授、左子教授、今田教授、五十嵐教授
 第3回研究会:平成23年3月11日(於:大阪科学技術センター)
   平成22年度のコア採取および研究活動報告を実施。
  発表者:今田教授、大島教授、左子教授、五十嵐教授

(4)外国バイオ関連機関との交流
 新春国際交流会(平成23年1月11日開催)  参加者:100名
 パネル展示団体:
  ノースカロライナ州政府日本事務所、オランダ総領事館、ベンルギーフランダース政府貿易投資局、英国総領事館、英国北西イングランド地域開発公社、スコットランド開発庁社、オースリア経済振興会社、(株)エヌ・アールダブリュージャパン、イスラエル大使館経済部、カナダ領事館
  (独)産業技術総合研究所、(株)サンプラテック、住友ベークライト(株)、(株)日立プラントテクノロジー

(5)年末バイオセミナー:平成21年12月7日(月) 大阪科学技術センター 参加者:90名
 座長:京都大学大学院 工学研究科 教授 植田充美氏
  演者:
(独)国立病院機構 大阪医療センター 院長 楠岡英雄氏
 「医薬品・医療機器開発における治験の役割と現状・問題点」
  日経BP社 医療局 主任編集委員 宮田満氏
 「バイオテクノロジー最新潮流2010~日本のバイオ産業は再生できるか?~」